チャートを簡単に分析できる8つのルールとは
チャートで分析、予測をする上で重要な点
トレードする人の多くが見ている箇所のことを、
意識されているラインと言います。
市場心理というのは、個人の心理が集まって
できるものですから、そのラインを見るということは
市場心理を観察することになります。
ただ、そう簡単に意識されているラインを見つけられる
ものではありません。
これを意識せずエントリーしてしまうから
負けてしまうということがあります。
こういった、偶然や運に身を任せてトレードすることは
一番やってはいけません。
ルールに従い、意識されているラインを見つけましょう。
トレンド方向を分析することで、今後の動きが予測できるように
なります。
確かに、チャートはランダムで将来を予測することは誰にもできません。
しかし、チャートは人の心理で動くものです。
人が作り出した動きなのです。
これを肝に銘じてください。
8つのルールとは
意識されているラインを見つけるには、8つのルールに従います。
このルールに従っていれば、簡単に見つけることができます。
さらに、ラインは複数見付けることで勝率が上がってくるでしょう。
以下に8つのルールを説明します。
①ラウンドナンバー
人の心理上、きりの良い番号とういうのは
よく意識されます。
例えば、110.00円、110.50円、111.00円という風に、
50pips区切り(理想)で考えることが多いのです。
逆に、110.30円、110.90円,111.20円というのは、
あまり意識されません。
②意識されているラインとは
過去に、ラウンドナンバーであったり、
レジスタンスラインやサポートラインで
意識されている場所です。
多くの市場参加者が注目しているスポット
ですので、誰がみてもわかりやすい場所になります。
トレンドを予想するうえでも重要な箇所です。
深く考える必要はありません。
考えれば考える程迷ってしまい悪循環です。
ろうそく足が重なっていても、ひげだけが重なっていても、
意識されているポイントがたくさんあれば、
それは意識されている場所となります。
③レジスタンスライン、サポートライン
レジスタンスラインは、平行線を引いた際に、そのラインを
超えられない場所です。
サポートラインは、平行線を引いた際に、そのラインを
下がらない場所です。
レジスタンスラインとサポートラインをあわせて、
レジサポラインと言います。
レジサポラインの中で値動きが繰り返され、
各ラインに当たる時のことを、レンジといいます。
また、レジサポラインが確定せず不安定な動きをしていることを
横ばいと言います。
④斜めのライン
何事もやりすぎはよくありません。
斜めのラインについては、たくさん引くと
よくわからなくなってきます。
そして、多くの人が、同じようにラインを
引いているわけではありません。
多くの人が注目していないということは、
意識されているラインではないかもしれません。
基本的には、斜めのラインを使うことはありませんが、
環境によっては必要になってきます。
それは、レンジ内で斜めのレンジがあるときです。
その場合は、2つの斜めの線を引くことでレンジを
確定することができます。
⑤より上位足の影響をうける
短期足、長期足、さらにその中でも日足、週足、
1時間、4時間など色々とありますが、
下位足は上位足の影響を受けるということが言えます。
ですので、例えば15分足は問題なかったのに、
長期足でダウントレンドだった場合は、自分の予期していない
下落などがある可能性があります。
これは常に気を付けておきたいことです。
複数の短期足、長期足を見ることでそういった事態を
避けましょう。
メジャーな確認ポイントであり、多くのトレーダーが使用しています。
しかし、移動平均線だけを頼りにトレードを進めてはいけません。
あくまで補助的に使用してください。
⑦フィボナッチ数
フィボナッチを使うことで、多くのトレーダーが意識している場所を、
見つけることができます。
由来はフィボナッチ数列からきていますが、そこで重要な数字があります。
この数字付近でトレンドが変わったり、値動きの急変動が起きるということは
少なくありません。
⑧ピポットライン
FXではよく使われているインジゲーターです。
ピボットポイントは、過去のの高値・安値・終値から基本の「ピボット」
という値を算出します。
そして、それを更にピボットの上方と下方それぞれ3つ、合計6つのラインを
設定するものです。
デイトレーダーが目標地点を意識するラインとして、短期足で使うことを
おすすめします。
まとめ
以上、8つのルールを見てきましたが、これらのルールを忠実に守ることが
良いトレード、さらに勝ちにつながるトレードを行う上で絶対条件となって
きます。
まずは、8つのルールを暗記して、使いこなせるようにしましょう。